宮崎大学医学部附属病院の診療日が令和8年4月より変更になります(木曜休診・土曜診療の開始)
宮崎大学医学部附属病院では、経営状況の改善と働き方改革を進めるため、令和8年(2026年)4月より、木曜日を休診日とし、新たに土曜日の診療を開始します。
この変更により、地域の皆さまにとって受診しやすい環境づくりを進めるとともに、院内の診療機能の充実と効率化を図っていくこととしております。
地域の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
世間は働き方改革と言って24時間営業をやめたり労働時間を短縮する中、ついに土日営業を始めてしまいました。これは終わりの始まりです。
しかもホームページに堂々と経営状況の改善と書いているのはなんなんでしょうかね?そんなこと一般企業なら絶対書かないと思いますが、やはり医療業界はなにかがおかしいです。
そもそも医療は何時から何時まで営業であとは時間外の少ない職員で対応するってのは相性が悪いです。設備がその分遊んでしまうのですから週7日、朝から晩まで営業して閉めるのは深夜だけ、くらいの方が経営としての効率は良いはずです。地方に二つある中規模病院は統合して職員を全員雇用維持してシフト制で回し続けたほうが売り上げは上がると思います。
歯科が土日営業当たり前になったように、医科も土日あけて、患者を奪い合う形になっていくのでしょう。診療報酬の伸びは物価上昇に追いついていません。より一層効率のいい経営をしないと我々の給与は上がったとしても物価上昇には負けるでしょう。なんなら額面で下がる可能性すらあります。
専門医を持っていようが高度な医療をしようが全く診療報酬に差がない以上は、これからもチェリーピッキング(儲かるところだけつまみ食い)する開業医は儲かるのでしょう。そして儲からない部分を押し付けられた大病院は経営難になります。忙しいだけで全く利益にならないことをし続けるのは職員の精神的にもよくはありません。
でも国は診療報酬をこれ以上あげることはできないでしょう。あげても薬屋、機械メーカー、仲介業者に取られるだけで医療従事者には還元されません。冬の時代ですね。これは私が引退するまで続くのでしょう

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