救急を受診するなら

医療

これは危険です。場末の病院に受診してしまうと、まず設備がしょぼいです。採血もできなければレントゲン取るのがやっとでCTはとれないなんてザラにあります。

そんな場所で救急をやっている医者はその病院の院長で金儲けのために無駄に入院させたり、逆にまったく検査もできず帰らされたりします。どんなに優秀な医者でも身体所見だけで今すぐ治療が必要な病院かそうでないかを判断するのは不可能です。

研修医にみられたくない、気持ちはわかります。でも研修医も2年目になればかなりのことができるようになりますし、研修医がいるような総合病院では夜間も血液検査、CTMRIなどの設備が稼働します。そして研修医単独で患者を帰宅させる判断をするような病院は最近は減っており、指導医のチェックが入るためその点でも安心感があります。

心筋梗塞や脳梗塞、虫垂炎などは診断さえつけばその後は専門科が登場します。研修医が治療するわけではないのです。

そういう意味で、研修医を取っていないような病院を受診するのはギャンブルです。大学からバイトに来ている良い医者にあたるか、トンデモに当たるかは事前に把握しようがありません。

救急医療に正しくかかるのは医者でも難しいです。たとえば自分がとんでもない頭痛に見舞われているとき、どこを受診すればいいかというのは時間によってことなります。夜間であれば近くでそういう病院がないかもしれません。若者はかかりつけなんてものもないですし、非常に難しいと思います。解決策は・・・・ないですよね。