それでも骨延長しますか?

医療

この方、切断になってしまうようです。治療内容がなんとも言えませんが、海外で不適切な治療をされて、感染状態で帰国、その後も日本ではまともな医療機関は取り合ってくれず、変なところで治療されている様子です。

どうしてまともな医療機関が手を出さないのか

理由はこれ。どれだけお金があっても足りないんですよね。

そしてそのお金は保険からはでないので自費です。自費で治るかわからない治療に数千万円かけるか、切断するかということを迫られるわけです。

だいたいインプラント感染を一般の方は勘違いしています。普通の感染症のように点滴していれば治るんでしょという認識は間違いで、まずはインプラント抜去のために手術1回。その後抗生物質6週の点滴。それでも治らなければ再度手術で洗浄。さらに点滴を継続。感染が落ち着けばようやく骨の手術を再開。それでも再度細菌感染が起こることがあります。そんなこんなしているうちに入院期間は3ヶ月から半年くらいになってきます。順調に行ってこれです。順調でなければこの間何日も熱がでて苦しみ、歩くこともできません。長引けば1年もありえます。

1年も経ってくると筋肉はやせ細り、歩ける状態でなくなります。骨がしっかり手術できたとしてもリハビリは困難を極めます。元通りになるのは難しいです。変な痛みが残る可能性も高い。

そして治らなければ、切断です。身長を伸ばそうとして、足を失うことになります。

それでも骨延長しないといけないのか、本当に考えるべきだと思います。