これはたしかにそうですね。
私達はエビデンスベースに検査をして評価をし、治療を行ってまた評価をします。
その中ではどうしても検査に引っかからない方というのがいます。それは症状がないというわけではなく、病気の診断基準としては満たさないというだけで、困っている方です。そういう方に我々まともな医師はあまりできることがないんですよね。
腰痛でレントゲンMRI検査をしたけどこれといった原因は見つからない→じゃあ薬で様子みますか。
ではなくてマッサージするなりなんなりしてくれる整体師のほうが信頼を得られるのが現状です。我々もなにかしてあげたいのですが、検査で異常がない以上、介入してもそれを評価する方法がないわけで、そのような病態にできる治療がないのですね。
例えば整形外科で痛みであれば痛み止めがあるといえばあります。頭痛も同様でしょう。ほかの症状。めまいがする、などは難しいですね。
でもそこにつけ込んでくるのが不誠実な医者です。効くと確証のないものを高い値段で売りつけるのです。その商売が成り立つのは医者が今まで正しいことをする人たちだという信頼を築き上げてきたからで、その医者にはなんの能力もありません。看板だけで成り立っている商売です。そうですエクソソームのことです。
優しくて寄り添ってくれる医者は魅力的ですが、それが医学的に正しいかは別です。正しい医者はときに残酷。でもそれが現実なのです。