尿酸降下薬開始時はコルヒチン?

医療

尿酸降下薬開始後に痛風発作が起こりやすいことは知っておりましたが、予防でコルヒチンを使うのはしりませんでした。

文献ではコルヒチンを分2でしばらく飲ますことで痛風発作をかなり減らせています。

コルヒチン、実は痛風発作予感時にも使っていいことになっています。

その際は添付文書では0.5mgを1回内服するということになっていますね。これもみんな発作が起きてから来院するのであまり処方することはありませんでした。

つい先日他科入院中の患者が痛風発作がきた!といってコンサルテーションを受けたのですが、まったく発赤腫脹なく、本人の訴えのみでしたのでそういうときにコルヒチンを処方すればよかったのですね。(その際は患者がステロイド注射で以前治したとのことでそれで済ましました)

医療用医薬品 : コルヒチン (コルヒチン錠0.5mg「タカタ」)
痛風・家族性地中海熱治療剤; 総称名:コルヒチン; 一般名:コルヒチン; 販売名:コルヒチン錠0.5mg「タカタ」; 製造会社:高田製薬

家族性地中海熱にも適応があったりします。また下に書かれている通り、長期に渡っての内服はいろいろな副作用があるのでやめましょう。

いままでNSAIDs一点張りでしたが、診療の幅を広げるためにも使ってみようと思います。