医師の海外留学と一般企業の海外勤務は明確に違います。生半可な覚悟で留学なんてするもんではありません。留学は一部の富裕層に認められた権利であって、一般労働者がやることではないんですよね。
医者の場合はまず給与はでません。自腹で外国の住むところを手配して旅費なども自費、当然生活費もないです。かろうじて留学だからビザがでるだけで、ただの無職にすぎません。子供の学校も一般企業なら駐在している人が多い地域で斡旋されたりしていい感じにコミュニティに入れるらしいですが、医者の場合はごくごく狭いコミュニティのつてをたどるしかありませんしそれも自費です。
家計にも家族にも相当の負担がかかります。一般企業ならこれは会社の責任なので会社が最大限配慮してくれますが、医者の留学にはそれがありません。「自己研鑽」で好きでやっていることですから。
私は海外留学はしないことにしています。したところで、給与が上がるわけではありません。家族にも多大な迷惑がかかってしまいます。
医師の学歴は基本的に給与には反映されません。なぜなら保険で報酬が決まっているからですね。誰でもできる手術でもブランド化して高い値段設定にすれば儲かりますがそこに学歴が関係すると思えば学歴をつけるのがいいですし、そう思わないなら、技術の取得に邁進するほうがいいでしょう。
ですが技術もないのに高い給料を得たいなどと言うのは意味不明です。正しい努力をしよう。ということです。