日本で研究するのはオワコン

医療

前からわかっていましたが酷い状況ですよね。

海外だとデータをまとめたりする人が別にいて研究者はアイデアを出してデータを収集してもらい、それを解析して(解析する人もいるとか)まとめて発表する、それをチームでやってチームの成績として発表するするのが一般的なようです。責任医師は臨床をしていないこともあります。研究一筋で論文を書いているわけですね。しかも母国語である英語で。

一方で日本はまず臨床をしなければいけません。そのうえで空き時間で自らデータ収集をして、解析して、外国語である英語で論文をかかなければいけない。そして成果は個人のものですが、医局という存在がつねに後ろにちらつきます。

その差はとてつもない大きさですよね。

国・地域別の注目度高い論文数順位(2019~21年、左はトップ10%論文、右はトップ1%論文)(科学技術・学術政策研究所提供)

なんとか数は維持しているようですが、注目度は低下ということで質が低い論文が増えているようですね。

そりゃそうでしょとしか言いようがありません。お金も人も出さずに個人プレーでやって勝てるわけがありません。これからもこの傾向はずっと続いていきます。革新的技術が日本から生まれなくなり、海外のものをお金で買わざるを得ない状況になります。というかすでになっています。

そうなると更に円安圧力がかかり購入することすらできなくなっていきます。

円安が進んで製造業が盛り返したり、観光客がたくさん来て日本のものを買ってくれたら円高圧力にはなるのでそれでちょうど均衡がとれるくらいにはなるのでしょうが、ドル円が100円の時代は二度とこない気がするんですよね・・・・

このあと米国債はさらに利回りが上がってその後下落、日本もいずれ利上げ局面には入るので円高にふれることはあるでしょうが、長期的にはさらに円安でしょう。その時日本人がこの生活を維持できるかというとむりでしょう。だんだん貧しくなっていって、私が死ぬ頃にはそこらへんのよくある国という位置づけになるのでしょうか。悲しいですがまぁそれでも幸せに過ごせているならいいかなとも思います。