みてねコールドクター終了

医療

撤退が早すぎますね。いつでも撤退できるビジネススタイルでやっていて2年毎に改定があるのは知っているはずですから、ここで改悪が入ることもお見通しだったのでしょう。

たしかに小さい子供がいる家庭からすれば医者が来てくれるというのは大変ありがたいサービスです。コロナ禍は受診すらできなかった人もたくさんいたわけですし。しかもそれが無料だったわけです。

ですが医療従事者からみれば最悪なサービスでした。小児科でもない整形外科などの医者がマニュアル片手に乗り込んでテキトーなこと言って「次の日受診してくださいね」で薬をだすだけです。本当に緊急だったらそこから救急車を呼んでいますし、不要な救急車を減らすという理念は達成されていないはずです(それを公表することすらしない)。ましてやこれを公金でやる必要があるのか?医者が家まで来てくれるなんて贅沢なサービスなわけです。マクドナルドだって家まで運んでもらうとお金が追加でかかるのに、マクドナルドの調理器具から店員まで全部持ってきて家で作ってもらうサービスが税金でできるのはおかしいです。これは利用者がタダだったからこそできたサービスです。大都市圏の小児の医療費が無料の自治体でのみ展開して、保育園などに広告を打っていたのはそういう理由です。

そこで今回改定が入りました。往診の点数が引き下げられたことで儲からなくなったので撤退すると。

「市場」の変化と言っているのが本当におもしろいですね。金儲けの場所としか考えていなかったと自ら言っているわけです。

コロナ禍ではほんの少しは役割を果たしましたがそれに対する報酬は多すぎました。

これからも保険診療を食いものにする医者や株式会社は多数現れるでしょう。決して容認せず叩かなければいけません。現役世代の負担はもう限界なのですから。