ついにくるぞ医療従事者の働き方改革

医療

どんどんすごい記事が出てきますね。すべては医療従事者の働き方改革で起こっています。

まず勤務医の労働条件が過酷すぎるのです。週5で9-17時で働いた上で当直もして翌日も働いているなんて異常なわけです。それで開業するひとがかなり増えました。そうすると勤務医はさらにひとが減って回せなくなります。それがまず沖縄の小児科問題。

皮膚科でも専門医の要件が厳しすぎてなる人が少ない上に女医さんが多く、過酷な勤務医生活に耐えられずみな開業したりしています。勤務医が足りません。

その上でさらに経営陣としては勤務医一人あたりの勤務時間を減らさないといけません。無理ゲーなんです。だから宿日直許可という意味不明な制度が横行することになりました。

労働局は病院が宿日直許可を得ていたことから「宿直中は働く必要がなかった」と判断。宿直中は休憩扱いにし、労働時間はゼロだとした。

でもその宿日直許可というのも形骸化。ただ単に労働時間としてのカウントが削られただけでなにも勤務実態は変わっていません。

結局この条件で働き続ける勤務医が悪いんですよね。医局に手綱を取られて経営陣に甘い蜜を吸わせているだけなのです。嫌ならやめろ。その方針で働いていけば、適切な給与水準に自ずと収束していくでしょう。冷めた目で見守っていきましょう。