「医者の知り合いがいるんですよ」

医療

「医者の知り合いがいます」「知人が医師です」などいろいろ言われることがありますが診療上優位に働くようになることは基本ありません。

ムムッと警戒されてむしろ標準以上のことはされなくなります。最低な治療を受ける可能性も低くなりますが、最高の医療が受けられるかというとそれもできなくなります(まぁ標準治療が最高なのですが、それ以上のエキストラなサービスの部分です)

面倒なことを言う患者というのは得てしてそれによってサービスを受けることを希望しています。特別扱い希望だからそう言っているわけですね。

問題はそれで特別扱いしたからといって私達の得られる対価が大きくなるわけではないことです。本当に現金を差し出してくれるのならまた気持ちは違いますが(医療は同じですよ)

MRIの検査が2週後になるからなんとかしろ!とかもその間に待っている人たちを全員すっとばせるほどのお金を積んでいただくならまだしも「知り合いが医者だから」でサービスを要求するのはこちらとしても笑止千万です。

こちらはなるべく全員に同じことをしようと努力しているわけで、もす他の用事で都合が悪ければそれも考慮していろいろ提案するわけですが、自分の都合で有利な方向にことを運べというのは、すこし通じませんよね。

「私にもいっぱいいます」と言うようにします。