1000人に1人が亡くなります

医療

麻疹は最悪なタイミングで入ってきましたね。コロナでみんなが感染対策に疲弊しきった2024年。マスクが無効でワクチンのみが唯一有効な感染症がここでくるとは。

しかも恐ろしいのが感染して10年後にSSPE亜急性硬化性全脳炎という病気を発症して100%死ぬことがあります。可能性は1000人に一人ですが発症したらおしまい。

それを聞いてなにを想像できるか。最初の図ですが左を想像するひとはすくなくないと思います。

手術の説明をしていても合併症の可能性は1%くらいですというと、患者さんは99%は何事もなく終わると思っています。しかしそれは違います。10%くらいは大変なことになったけど最終的になんとかなった、くらいのことは多いです。この認識を治療前に患者家族に植え付けるのが大事になってきます。

「横たわる姿勢で吸引していれば…」と両親が富山県立中央病院を提訴 急性胃拡張症を発症した女性(当時21)死亡 (チューリップテレビ) - Yahoo!ニュース
急性胃拡張症を発症した女性(当時21)が、富山県立中央病院で、胃の内容物を吸引する措置を座ったまま受け、誤嚥を起こし窒息、その後死亡したことをうけ、女性の両親は「横たわる姿勢で吸引していれば誤嚥によ

「横たわる姿勢で吸引していれば…」と両親が富山県立中央病院を提訴 急性胃拡張症を発症した女性(当時21)死亡

家族としては悲しいですがこれは訴えても勝ち目ないとおもうんですよね。横たわる姿勢でやっていればというのを言い出したらきりがないですし、素人考えです。これも少ない確率で死ぬということを事前に説明するべきだったのでしょうか?どうやって防げばいいのか本当にわかりません。だからこそ救急は辞めるに限ります。