
中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会総会)の資料です
中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会総会)
小児科の減少度合いがすごいですね。いくら少子化といってもこんなにさがるものなんでしょうか?ワクチンの普及で感染症もかなり減っていると聞きますがそれの影響でしょうか。
これは倒産するところがでてきてもおかしくありません。総合病院でも小児科は赤字部門で、開業医の外来部門でも赤字。日本から小児科が本当に消えてしまうかもしれません。小児科医の給料はどうなってしまうのでしょうか。需要と供給の観点からは下がってしまうしかありませんが、そこは下げないでいただきたいです。日本の未来を作っている貴重な人たちです。
一方で増えているのは産婦人科。これはおそらく不妊治療の保険治療化もあるのではないでしょうか。(不妊治療クリニックでの保険診療はここにカウントされているか不明ですが)また女性のヘルスケア管理もかなり医療が介入するようになっておりその影響もあるかもしれません。これも現役世代への必要な治療ですので減らしてほしくない分野ですね。
一方で内科外科などは減少傾向。高齢者をターゲットにした診療は国から目をつけられ診療点数をさげられる傾向です。
病院勤めの外科医は本当に厳しい生活をしています。これで給料も下げられたら溜まったもんじゃありません。でも訪問診療などに流れる傾向はとまりません。
一方で訪問含む外来受診は高齢者の安すぎる自己負担に支えられている側面があります。
これがすべて3割負担になるだけで開業医はさらに打撃をうけるでしょう。
ここから患者数が伸びる見込みはありません。医療は撤退戦なのです。



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