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生活保護の医療扶助も削減か?

医療

生活保護者の過剰受診、マイナで捕捉 厚労省がシステム改修補助

厚生労働省は生活保護受給者の過剰受診を防ぐため、マイナンバーカードの活用を進める。生活保護の実務を担う自治体の福祉事務所が受給者の受診状況を早期に把握できるようにする。必要以上に通院している場合は本人を指導する。医療機関にシステム改修の費用を補助する。

2026年度予算の概算要求に2億3000万円を盛り込んだ。厚労省所管で医療費請求書の審査などを手掛ける社会保険診療報酬支払基金(東京・港)を通じ…

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日経ニュースからです

生活保護受給者の頻回受診を抑制しようという作戦だと思いますがこれは徒労に終わると思います。こういう方は別に頻回受診したくて病院に行っているわけではありません。普通に調子が悪い、ドクターショッピング目的、転売用の薬がほしいなどの理由で行っているのです。それらを封じたい気持ちはわかるのですがこの方法は悪手です。把握できたところで抑止力がないのですから。

本当にこれを問題視していてやめさせたいなら解決法はただ一つ「有料にする」以外ありません。無料だからこういうことをするのです。せめて5%でも負担してもらうべきです。それだけでも違うと思います。もしくは無料でもいいですがこの治療までしかできませんというラインを設けるべきでしょう。外来受診は1ヶ月に5回まで(これでも多いですが)。薬の総薬価が一月に1万円まで。などなど。

やりようはいくらでもあります。しかし最初に挙げられた対策は窓口で働いている人間の労力を増やすだけでなにも解決しないのです。

今の日本は労働力不足というわりに労働を減らそうという努力が見られません、むしろ国がやることは人員ばかりを必要としてなにも産まないものばかりです。それでいて(安い給料でやってくれる)人が足りないから外国人を入れよう!というのはおかしいです

生活保護を受けている人は労働が困難な人ですのでその人に働けというわけではありません。

高齢者や子育て世帯も共働きで日本人の労働力はすでにフルに市場に投入されていると言っていいでしょう。ここから先はいかに無駄なことをせずに社会をまわしていくか、ではないでしょうか。

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