あたらしい病院にきて3ヶ月

実は4月から転勤していました。

若い医師はしょっちゅう転勤になります。

民間病院に勤めるか公立病院につとめるかで年金の制度が別々だったり確定拠出年金の制度もうまく使えずすごく損しております。もちろん退職金もありません。

 

新しい病院にくるとカルチャーショックを受けることがたくさんあります。

 

①残業代がすべて出ない。

カルチャーショックというか確実に法律違反です。

初日に部長から「残業は月に80時間までにするように。」などとお触れがでるのはおかしいと思います。労働基準監督署に電話済みです。

 

②タイムカードがない。

これもおかしいと思うのですが労働時間を管理まったくされていません。ですので過労死しても証拠が残らず病院の言ったもん勝ちになるとおもわれます。なんせ残業も80時間しかしていないことになっていますから。(もちろん残業が80時間で収まるわけがない)

 

③コメディカルが研修医に厳しい。

大病院に来たので研修医が多いです。1学年10人以上います。

これだけ多いと埋もれてしまう人も出てしまうわけで、みんなに名前を覚えてもらえないのがかわいそうです。

なおかつ看護師さんやコメディカルが研修医に厳しいです。

「その検査必要なんですか?」ってそれはあなたに決める権限はないはずです。研修医ともいえど医師免許をもった医者なのです。

案の定、脳梗塞疑いの人のMRIを検査技師が拒否し問題となっていました。

 

などなど・・・細かいことを上げればキリがありません。

ほかの職種のひとは一度も転勤を経験することなく一つの病院で人生を終えるのに対して医師が被る不利益が多すぎると思います。

家を買ってしまった先生は片道1時間半かけて通勤しないといけないなんて拷問でしかありません。医局人事とはなんなのでしょう。

もちろんいろいろな症例を経験するなど大義名分はあるのですが。。。