心臓手術後に脳梗塞で寝たきりに…対応に過失があったとして男性の妻が県立病院を提訴 1億3千万円余りの損害賠償求める
岐阜県立多治見病院で手術を受けた男性が、脳梗塞を発症して寝たきりの状態になったのは病院の対応に過失があったとして、男性の妻が損害賠償を求める訴えを起こしました。 訴状などによりますと、多治見市の72歳の男性は2022年8月、岐阜県立多治見病院で心臓の手術を受けた後に脳梗塞を発症しました。 男性は現在も寝たきりの状態で意思の疎通ができないということです。 男性の妻は心臓の手術で人工心肺装置を使った際、注意を怠ったことなどが脳梗塞の発症につながった可能性があるとして、1億3000万円余りの損害賠償を求め提訴しました。 一方、多治見病院は「きょう(17日)時点で訴状が届いていないためコメントできません」としています。
うーん・・・もちろんこれだけではなんとも言えませんが、人工心肺での脳梗塞は通常の合併症なのではないでしょうか。それを患者側からみて注意義務を怠ったと判断した理由は何なのか気になります。
愛する人を失ったつらい気持ちはわかりますが、原因を知りたいとなると裁判するしかないというのも何だかなぁと思います。そして裁判をすると必然的に金額で争うことになりますが72歳の命に1億3000万円がつくとは考えられません。この手の訴訟で「真実が知りたいだけだから賠償額は1万円でいい」なんて聞いたことがありません。この額はよほどの大企業の社長とかでなければ難しいのではないでしょうか。もちろんこの人がそういう人である可能性もありますが。
先日の小児心臓血管外科の訴訟でも請求額は8000万円ほどでした。
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もう一度いいます。こういうニュースだけみても何もわからないのですが、医療従事者からみると理不尽な訴訟にしか見えません。そして訴訟になったということは病院は和解を断ったということであり、病院側からすれば落ち度はないと考えているのでしょう。
敗訴していてもそれがニュースになることはありません。医療従事者は理不尽な訴訟を起こされたという感情だけが残り、皆急性期病院から去っていきます。
医療従事者は医療に関して訴訟を起こすななんて言っていません。脳外科医竹田くんは裁かれるべきでしょう。しかしじゃあどこまでがOKなラインでどこからがダメなラインなのかは私にもわかりません。ひょっとしたらこの病院で人工心肺を用いた手術では非常に合併症が多く裁かれるべき対象なのかもしれません。
医療と訴訟は本当に相容れないものです。法整備を先にしてほしいですが、それがされるのは医療が崩壊した後なんでしょうね。

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