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局所麻酔中毒もしらないの?

美容形成外科クリニックで脂肪吸引術中の患者が、痙攣、高熱を発して意識を失い、搬送先の病院で死亡した事例(訴訟前の示談)

 脂肪吸引術の基本的な手技は、局所麻酔薬を皮下に注入し、皮膚の切開部分からカニューレを挿入して脂肪を吸引するというもののようです。記録によれば、この手術には、4860㎎の局所麻酔薬リドカインが使用されていました。

恐ろしいことしてますね。すぐに漏れていくから大丈夫という理論で大量に使うそうです。指導医にそう教われば信じてしまってそのままやって問題ない症例がほとんどなんでしょう。

でもこうやって死亡事故が起こっています。ちなみになにか起こっても対処する必要はありません。病院にいけ!それを言っておけば不起訴処分です。

そもそも局所麻酔中毒にしても脂肪吸引による気道狭窄閉塞もこんな合併症をみたこともない医師が大半でしょう。運び込まれてもなにをすればいいのかわからないので受け入れを断られることも多いと思います。

そしてその治療費も基本的には自費です。めちゃくちゃ高いと思います。

今や直美チョクビという言葉が一般大衆まで広がってしまった以上、どんどん美容外科は厳しくなるでしょう。必ずやらなければいけないものでもないのに命をかけて大金叩いてやるかという問題です。

そして美容医療の市場はすでに頭打ちしています。

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少子化で若い人が減ればさらに市場は縮みます。需要を喚起できるような新しい医療?というかスティグマを生み出せるかどうかがこの業界の行く末を左右します。

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