一人6万円のお金をかけて、自宅まで医者が出向く必要があるのでしょうか？これ、自費ならまだわかりますが、保険診療なのです。患者負担はたいてい1割か０ゼロです。患者からすれば無料か月に６６００円の負担で自分専属の医者がつきに２回来てくれて薬をくれるわけですからすごい良いサービスですね。
そんなわけでこのサービスに乗っかる医者も増えています。医者からすれば１人確保するだけで月に6.6万円。５０人なら月商３３０万円です。テナント代などがあまりいりませんからその殆どが利益になります。運転手も雇わず、一人でやっている人もいます。それなら３０人でも十分食っていけますよね。ずっとこの人数を維持するには営業もしないといけませんが、一度３０人集めたらそうそう死ぬことはありませんのでしばらくは安泰です。
日本では外科系スキルを鍛えても稼ぐことはできません。そしてそのような技術は大病院のみで生きるので開業には不向きです。
結局日本は真面目にやっている人がとくに旨味を得ることなく一生を終えて、うまく立ち回った人が金銭的なメリットを得る社会ということです。それがいいのか悪いのかはわかりません。金銭的に恵まれなくても好きなことをできているという精神的良さもありますしね。逆に訪問は殺されたり不潔な部屋に入ることが耐えられないという人もいますから、何を求めるか自分できめて生きていくのが大事ということです。