色んな人がまだまだあがると言っていますがこれは危険な予兆のようにも感じます。
たしかに建築費（人件費と資材費）が高騰しておりこれからでてくる新築はそれを反映した価格というのは間違いありません。
一般財団法人建設物価調査会 建設物価建築費指数（2011年基準）
ここからさらに上昇しているそうですから、目玉がとびでるような価格になっているのは間違いありません。コストカットなんてもう限界です。柱や梁が室内に食い込み天井高まで下げられた状態で面積ももちろん狭い。それでいて値段は以前より高いなんて信じられないですね。
でも本当にそうなるのでしょうか。
たしかに需要と供給という点で今は需要が勝っています。ですがまたリーマンショック級のなにかが起きれば一気に需要が冷え込み建築費は急降下するのではないでしょうか。
仮にそうだったとしても急降下して10年前に戻るかというとそれにも数年間かけながらだとおもいますし、すぐには下がりません。
そしてリーマンショックのときと違うのは今や大手デベロッパーしか生き残っておらず、赤字を出してまで安値で売る必要がないということですね。オフィス賃貸など他の収入があり少々のショックには耐えられるので景気が回復してくるまで時間をかけて売り続けるという戦略がとれます。
そうしたら本当に相場は上がり続けてしまうのか？結局これは誰にもわかりませんね。
東京で大地震が起きて大阪に遷都！とかなれば大阪がすごいことになりますし、みんなが予想していることはすでに織り込まれているのでコロナなどの予想外のことがおこらないと、大きな変化はないようにも見えます。すくなくとも何もなければさらに上昇というのは皆が思っている様子。日銀が方針変換したり、イスラエル情勢などでなにか新しいことがおこればかわるかも。それは予想不可能です