良い医者はどっち?

医療

だれもが通る道です。医学的に正しいのはどう考えても前者。ですが患者からみて満足度が高いのは後者であり、しかも病院に検査代という売上が入り、さらに時間も短くすみます。

リプライ欄をみていると面白いですね。やはり一般から受けがいいのは後者です。検査してもらいたくて来ていますし、いくら検査が不要と言われても会社や学校がそれを許さない風潮です。コロナのときもそうでした。

自費でやるならそれでも全く問題ないとおもいます。問題はこれが社会保険料という名の税金で行われている事業だからこそ若い医師は前者のようになるわけですね。最難関資格ともいわれる国家資格を持った人が不要と判断しても素人が希望すれば税金を使えてしまうのです。それが自分の体のことなのでそりゃ熱心にはなりますが、こんなことがゆるされていいのでしょうか?

医者側視点でみてみても裁判のことなどを考えればやはり検査しておくが正しいになってしまいます。だって裁判所も「転倒は予見できたので対策をするべきだった」などと国家資格をもった医師の判断は当てにならないといつも言っていますし。

こんな状況をどうにもできないので、医療費の抑制なんて不可能だと思います。ようやく全員3割負担に使用など議論され始めましたが、どうせ無理です。

政治家が票を失うような行動をするわけがありません。これからも医療費は増え続け、現役世代が苦しめられる構造が続くでしょう。でもそれに加担してるのもまた国民自身。

国民皆保険はどうにか形を変えて維持されるでしょうが、点数をどんどん下げられるでしょう。その結果保険でもできるけどあえて自費でやるような治療が増えるでしょうね。感染症など公衆衛生にかかわる分野は国民皆保険でどうにかやって欲しいですが、いつまでもつか・・・・