溶連菌検査キットの意外な使い方。

医療

これ、壊死性筋膜炎に使えるんですね。今までは普通に培養だして検査出るまで広域抗菌薬で治療開始。培養判明後デエスカレーション、治らなければ切開排膿、もしくは切断・・・

となりますが、これが最初に溶連菌と判明したらなにかかわるかというと微妙です。最初にわかったからといってすぐに切断になるわけでもないですし、抗菌薬がビクシリンになるかというと、他の菌との合併もありうるわけでそうもいかず、あまり治療方針としては変わらないのではないでしょうか。

私は1件しか経験したことがありませんが、CTでガス像がある時点で相当やばいな、たぶん溶連菌なんだろうなって感じで治療が始まり、皮膚の状態が悪くなっていけば当然手術しますし、結局切断になってしまいましたがこれが仮に最初に溶連菌とわかったところで結果が変わったとはおもえません。

まぁ何かの時に使えるテクニックとして覚えておきましょう。