Comparative effectiveness of Denosumab vs alendronate among postmenopausal women with osteoporosis
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Comparative effectiveness of Denosumab vs alendronate among postmenopausal women with osteoporosis
Abstract. Although clinical trials have shown that denosumab significantly increases bone mineral de...
プラリアvsボナロンの対決です。
- 米国のMedicareデータを用いて、閉経後骨粗鬆症の女性を対象に、デノスマブとアレンドロネートの骨折リスク低減効果を比較した後ろ向きコホート研究である。
- 約50万人の骨粗鬆症治療歴のない患者を8年間追跡し、デノスマブはアレンドロネートと比較して、大腿骨近位部骨折リスクを36%、非椎体骨折を43%、非大腿骨近位部非椎体骨折を50%、入院を要する椎体骨折を30%低下させた。
- 骨折リスク低減効果は、治療期間が長くなるほど大きくなった。1年で9%、2年で12%、3年で18%、5年で31%の骨折リスク減少が見られた。
- 80歳以上の高齢者や骨折の既往がある患者といったサブグループ解析でも、一貫してデノスマブの優位性が示された。
- RCTの結果を補完し、実臨床におけるデノスマブの長期的な骨折抑制効果を示した重要な知見である。骨折は罹患率・死亡率が高いため、本研究は骨粗鬆症治療薬の選択において臨床的に意義のあるエビデンスを提供するものと考えられる。
まぁ結構当たり前の結果ですね。プラリアのほうがやっぱり効きます。無治療群と比べているわけでもなくアレンドロネートと比較しても30-50%リスクを下げるというのはすごいです。
Observations following discontinuation of long-term denosumab therapy
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Observations following discontinuation of long-term denosumab therapy - Osteoporosis International
Summary Stopping denosumab after 8 years of continued treatment was associated with bone loss during...
- デノスマブを最長8年間投与後に中止した患者82名を1年間追跡調査した。
- 79%の患者は観察期間中に骨粗鬆症治療薬を使用しなかった。主な理由は医師が必要ないと判断したため。
- 骨密度は8年間のデノスマブ治療で大幅に増加したが、中止後1年で腰椎で6.7%、大腿骨で6.6%減少した。骨粗鬆症薬を使用した患者ではこの減少が軽減された。
- 8名(9.8%)の患者で17件の骨折が発生した。全員が骨折の危険因子を1つ以上有していた。7名が椎体骨折を起こした。
- デノスマブ中止により骨密度の増加効果が可逆的に消失し、骨折リスクが上昇する可能性がある。骨折リスクの高い患者ではデノスマブ中止後に他の骨粗鬆症治療への切り替えを考慮すべきである。
結局やめるとすぐに低下してしまうのが悩ましいところ。
骨粗鬆症の治療ってなにをすればいいのか本当に難しいです。イベニティのあとプラリアが最強なのはわかりますが高いですし注射が面倒と言われますし、すべての人におすすめしにくいです。ボナロンでも十分効果はあるでしょうが、非定型骨折のことなど考えて5年とかで休薬するのも面倒ですよね。それを外来で説明するのも大変です。
自分の親にするのでもイベニティ、プラリアはすこし躊躇してしまいます。ビタミンD+BPがやっぱり安定なのでは。でも腎機能障害も怖いしなぁ・・・
do no harmの原則的に言えばSERMが一番安心という可能性はあります。しかし効果は弱すぎる。男性は使えないなどの問題もあります。BP単剤が安心?という結論に落ち着きそうなのですが、まだまだ悩みます。