大腸がん手術で誤って血管切除され人工肛門に 50代男性がおよそ3億円の損害賠償求め提訴 被告の日本赤十字社は賠償額を争う(山口地裁)
病院で受けた手術にミスがあり、後遺症が残ったとして、山口市の男性が日本赤十字社に3億円あまりの損害賠償を求めている裁判の第一回口頭弁論がきょう山口地裁で開かれました。 訴えているのは、山口市内に住む50代の男性とその妻です。 訴えによりますと、男性はおととし5月、大腸ガンと診断され山口赤十字病院で手術を受けました。 その際、誤った血管を切除され、人工肛門が必要になるなど生涯、治療や介護が必要となる後遺症を負ったということです。 病院はミスを認め2000万円を支払ったということですが、損害額の算出が少なすぎるなどとして、慰謝料なども合わせ損害賠償として3億945万8182円の支払いを求めています。 また、男性は先月2日付けで山口警察署に担当医師を業務上過失致傷などの疑いで刑事告訴もしています。 現在、男性は病院側から訴訟を理由に診療を拒否されていて、原告側は「診療拒否は違法である」ことも主張しています。 原告側の弁護士によりますと、被告の日本赤十字社は医療過誤は認めたうえで損害賠償額を争うほか、診療継続は不適切だと主張しているということです。 次回は8月6日に弁論準備が開かれる予定です。
やってられませんね。この手術はそもそも24−40万円程度の手術です。入院費用と合わせても病院の収益はせいぜい300万円くらいなのです。それで通常の合併症が起きて3億円はおかしいです

血管を切ってしまった、切れてしまったのはたしかに本来起こってほしくないことですが手術をする以上は必ず発生する合併症です。それで直ちに賠償が必要なことになるでしょうか?このような合併症は必ず手術説明に記載されているはずです。
それにしても2000万円をすでに支払っているのもおかしな話です。この2000万円を捻出するためにこの病院はどれだけ他の人に手術や診療をしないといけないでしょうか。赤十字なので税金からの補填はないはずです。
この患者は50代なのでまだ若い方ですがこれが高齢者だともっと合併症は起こりやすくなります。手術の難易度は高齢者ほど上がるのですからそのうち高齢者の手術はすべて断る病院がでてくるかもしれませんね。
最近本当に軽い気持ちで訴訟を起こされている気がします。そして病院側も軽い気持ちでお金を支払いすぎです。それが判例のように残って後々の世代に禍根を残します。せいぜい300万円とかしか取っていない手術なんですからもし失敗してもそれ以下の額になるのが妥当なのではないでしょうか?
保険診療は点数が安すぎです。なのに電気代や材料費はどんどん値上がりしていきます。さらに通常の合併症で賠償金を払っていたらもう病院の経営は限界でしょう。ここから数年はバタバタと病院が潰れていくでしょうね。
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