【ロンドン共同】英国の国立医療技術評価機構(NICE)は19日、早期アルツハイマー病を対象としたエーザイの治療薬「レカネマブ」と、米イーライリリーの「ドナネマブ」について、公的な医療保険制度での使用を奨励しないとする最終勧告案をまとめた。費用対効果が小さいためだとしている。
PA通信によると、エーザイとイーライリリーはいずれも再審議を申請する方針という。
両治療薬は病気の原因とされる脳内のタンパク質を除去する作用があり、NICEは認知症状の進行を4~6カ月遅らせる効果があると認定。ただ費用が年数百万円と高額で、公的制度で提供はできないと指摘した。
当たり前の話ですよね。日本ではこれが認可されたのが狂気でしかないです。
高額療養費制度の改悪のときは「予算がない」とか言って、高齢者の認知症悪化抑制薬(治療薬ではありませんよ)には何百億でも出すのがこの国です。さらにこの薬使えば脳出血の可能性がかなりありそれに付随する検査なども考えれば医療への負担、というか無駄な医療費は相当なものになります。
そして目ざとい医療機関は儲けるためにこの薬を乱用し始めました。
まともな医療なんてやっても儲からないですし、このように一見なにか役に立っているようにみえてなんの役にも立っていない、穴をほって埋めるだけのことに大きなお金が動いています。
他国では当たり前のように自費診療です。それが保険で行われていることの異常さを誰も指摘しません。これで、社会保険料が国民を苦しめている!とか言っているので本当に理解に苦しみます。
それでいて湿布や風邪薬の保険適応を外して財政健全化を!なんて言っているのです
普段使う「OTC類似薬」が“保険適用外”に?橋下氏「保険制度維持と自己負担…国民はどっちとる?」
OTC医薬品とOTC類似薬で実際の負担額がどれほど違うのか。 一例として、アレルギーで服用する市販薬「アレジオン20」は24日分で約2000円、処方薬の「アレジオン錠20」は3割負担で約105円となります。 こういったOTC類似薬を保険適用外にすることで、日本維新の会によると年間3500億円の医療費が削減できるという試算もあるということです。
レカネマブは3万2千人に投与される可能性があるとのことで一人当たり400万円とすれば1280億円です。まず削減するならここではないのでしょうか?
コメント