これはたしかにそうです。骨吸収抑制剤をつかってから骨形成剤をつかってもメリットが薄いことは知られています。イベニティなどの骨形成薬は骨折の危険性が高い骨粗鬆症にしか適応がありませんがそもそも高いです。
1割負担でも月に5000円。3割なら15000円です。骨のためだけにこれをできるかどうかですね。
そして1日に2回注射しないといけないというのもハードルが高いです。
骨密度的にはイベニティ→プラリアがもっとも骨密度上昇しますがやはりコストはかかります。プラリアも一月5000円位かかります
つぎに投与中に入院してしまう問題。入院すると高い薬が持ち出しになるので高確率で一旦中止になります。その点ボナロンなどは間違いなく後発のアレンドロネートなどが採用されているので継続してくれている印象が強いです。
そもそも老化現象である骨粗鬆症をそんなに本気に治療するべきなのか?医療経済的に本当に正しいことなのかという議論はなぜ起きないのでしょうか。骨粗鬆症の薬での治療の市場規模は年間3000億円と言われますが、骨折予防効果は認めるものの、金額に見合った効果なのでしょうか?そこだけが疑問です
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