研修医が覚えるべき経口抗菌薬

研修医は基本病棟患者さんを担当しますので抗菌薬は点滴がメインになると思います。

それでも救急外来で抗菌薬を処方する場面があり、経口の抗菌薬もおぼえなければなりません。

でも覚えるべき抗菌薬は少ししかありません!

 

商品名(成分名)で書いていきます。

 

・第一世代セフェム ケフレックス(セファレキシン)、ケフラール(セファクロル)

・ペニシリン系 パセトシンもしくはサワシリン(アモキシシリン)

・βラクタマーゼ配合ペニシリン系 オーグメンチン(アモキシシリン・クラブラン酸)、ユナシン(アンピシリン・スルバクタム)

・マクロライド系 ジスロマック(アジスロマイシン)

・ニューキノロン系 クラビット(レボフロキサシン)

 

せいぜいこの5種類くらいです!番外編としては

・ミノマイシン

・メトロニダゾール

・バクタ ST合剤

があります。極稀に使えます。

 

逆に覚えなくていいもの、使ってはいけないもの

・第三世代セフェム系

フロモックス、メイアクト、バナン、トミロン、セフゾン

これらはバイオアベイラビリティが低く使うに値しません。耐性菌をつくったり下痢などの副作用のほうがメリットを上回ります。そもそも体に吸収されないので効くはずがないのです。

点滴のセフトリアキソンはかなり優秀な薬ですが・・・・

 

使う場面は次の記事で!