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現代の錬金術:死体換金ビジネス14

医療

総胆管結石除去手術後に男性死亡し病院が300万円の損害賠償 遺族は「医師の説明不足」主張 新潟・新発田市

新潟県立新発田病院で手術を受けた男性がその2日後に死亡したことを受け、病院は、300万円の損害賠償を支払うことで遺族と合意したと発表しました。 死亡したのは、新潟県胎内市に住んでいた男性(当時70代)です。 病院によりますと男性は2021年11月、消化器内科に通院していて総胆管結石が見つかりました。病院は12月、患者に対し、内視鏡による結石除去の手術について説明し、同意を得たうえで手術を実施。手術後、男性は十二指腸に穴が開く十二指腸穿孔を発症し、2日後に死亡しました。 男性の遺族は、手術に際して死亡するリスクがあるという説明が足りなかったと主張。病院側は、電子カルテ上に死亡リスクについて説明した記録が残っておらず、説明不足だったことが否定できないとしました。 そして今年4月に300万円の損害賠償を支払う調停案が裁判所から示され、遺族側が同意する意思を示したということです。 県立新発田病院は、患者への丁寧な説明を徹底するよう改めて医師に指示するとしています。

公立病院をねらった悪質なスラップ訴訟です。

70代の患者が手術してすべて必ず合併症なく復帰できるとお考えなのでしょう。同意書には必ず死亡リスクなどを書かれていると思いますが、それは無駄です。

いままでの判例を見ていても同意書にあってもカルテに書いていても無駄。家族が納得しなければ訴訟で、公立病院は面倒を避けるために示談。それが前例として残ってしまいます。

そして総胆管結石に対する内視鏡的切除ERCPは相当に訴訟リスクが高いようです。

内視鏡手術でミス、膵管を損傷 2カ月後に男性死亡 川西市が過失認め、遺族に1500万円賠償へ

川西市は29日、旧市立川西病院が2017年に80代男性を手術した際、誤って膵管を傷つける事故があったと発表した。男性は一時回復したが、合併症が悪化し約2カ月後に死亡した。市は過失を認め、男性の遺族に1500万円を賠償する方針。6月5日開会の市議会定例会に関連議案を提出する。

 市によると、男性は17年6月6日、総胆管にある結石を取り除く内視鏡手術を受けた。医師は総胆管方向にガイドワイヤーを進めたが誤って膵管の壁を破り、翌日に膵炎が確認された。

 同病院は治療を行ったが十二指腸にも炎症が広がるなど重症化する傾向がみられ、集中治療室のある大阪府内の病院に転院。一時は食事が取れるまで回復したが、持病の肺疾患と腎不全が影響するなどし、同年8月9日に亡くなった。

 男性の遺族は「手術ミスがなければ亡くならなかった」と主張し、川西市と協議。市は「手術と男性の死因との因果関係は不明」としつつも、「医療行為で膵管損傷や膵炎に至った部分には過失があった」と認め、今月13日、賠償金を支払うことで合意した。(浮田志保)

内視鏡検査後に急死、順天堂医院の教授を業務上過失致死容疑で告訴…警視庁が受理

順天堂大付属順天堂医院(東京都文京区)で2021年2月、胆管の内視鏡検査を受けた女性(当時72歳)が急死した問題で、女性の遺族が、検査を担当した同大の50歳代男性教授について業務上過失致死容疑で警視庁に告訴状を提出し、受理されていたことがわかった。受理は昨年12月2日付。

 告訴状によると、教授は検査で胆管内に内視鏡を挿入する際、バルーンで2回にわたって過度に拡張したことで胆管を損傷させた上、その後も適切な治療をせず、女性を急性 膵炎すいえん の重症化などによって死亡させたとしている。遺族側は「教授が注意義務や説明義務に違反していたことは明らかだ」と主張している。

関係者によると、警視庁は同院側から提出された検査記録の分析などの捜査を進めているという。

 この問題を巡っては、国の医療事故調査制度に基づく指定機関「医療事故調査・支援センター」が調査を実施。昨年7月にまとめた報告書では、「バルーンによる拡張で胆管に負荷がかかり、急性膵炎の発症につながったと考えられる」と指摘した上で、「検査を実施したことは適切とは言い難い」とした。

 遺族は同院側と教授に約2億2000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。昨年10月に行われた口頭弁論で、教授は「検査は正確な診断のために必要で、胆管拡張も適切に行った」などと主張した。

 女性の三女(50)は取材に対し、「指定機関の調査で検査の問題点が明らかになった後も、病院側は自らの非を認めようとしない。母は必要のない検査で命を落とした。検査で何が起きたのか、捜査で解明してほしい」と話した。

短期間でここまで訴訟ニュースが目につきます。やっている身からすればこんなのいつ誰が起きてもおかしくないです。訴訟されるなんてたまったもんじゃありません。

こんな処置をしても病院はせいぜい30万円。おそらくその後2週間くらいは入院するでしょうがせいぜい100−200万くらいの売上しかないのです。もちろん利益はもっとすくない。

これからは高齢者の手術、処置をすべてお断りする病院がでてきてもおかしくないくらいですね。それくらいリスク・リターンに見合わない仕事です。

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