一生飲み続けないといけないんですか?

医療

一生飲み続けないといけない薬ってとても多いです。というか急性の感染症以外は基本そうでしょう。高血圧の薬、高脂血症の薬などはよくこれを聞かれるようですが、リウマチの薬でも聞かれることがおおいですよね。

リウマチはまだ症状があるから飲んでもらいやすいのですが、とくに飲んでもらいにくいのが骨粗鬆症の薬です。骨折でもしない限りは自覚症状がありません。

私のいままでの説明としては「ワクチンのようなものなのでやらなくても自由ですがやらなかった場合後悔することもあります。もちろんワクチン自体に副作用もあります。でも統計的にはやったほうが骨折予防にはなります。」というような説明をしておりました。

そうするとやっぱり患者さんとしては経済的負担もありますし症状ないのに薬のむのか・・・とかなり消極的です。

リウマチの人は症状があるのでしぶしぶ・・・でも一旦症状がよくなるとこの薬やめれないのかな?と思うのは普通のことで何人も一旦自己中断してやっぱり悪くなりましたと来院された経験があります。

私としてはこうでも経験しないと続けられないのかなと思うので、あまり怒ったりしないようにしています。血圧の薬も基本は飲むことで脳出血や心血管イベントを予防するという薬です。ワクチンのようなものですね。でもそれは感染症と違い、自分の体がそうなってしまっている、飲まないとやっていけなくなっているということです。これをすべての患者さんに理解してもらうのは非常に苦労で時間もかかります。結局人は痛い目を見ないとわからないので、私は無理に勧めないようにしています。

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逆に言うと私は患者が飲みたいと言わない限り出さないようにしています。太く短く好きなことをして生きていくのも人生のうちです。無理に勧めるのは傲慢です。