医者が美容業界に流れないようにするには

医療

これ結構問題視してますよね。いままでどうだったのかはしりませんが、初期研修後即美容に行く人が毎年200人近くいるようです。

この資料も面白いです。

https://www.jmari.med.or.jp/wp-content/uploads/2022/05/RR126.pdf

医師養成数増加後の医師数の変化について
日本医師会総合政策研究機構 前田由美子

診療所診療科別では、地域包括ケアシステムの中で中心的な役割を担うこと
が多いと推察される内科系の医師が増えていない。一方で、美容外科は絶対
数は少ないものの、顕著な伸びを示している

医学部入学者と国家試験合格者数は顕著に増加傾向。

 若手医師で小児科が減少した。
 全体では精神科が増加した。ただし、若手医師では減少しており、若い
うちから精神科が選択されているわけではない。
 若手医師は全年齢と比べて形成外科、美容外科が増加した

美容外科は、絶対数としては少ないが、最近の増加が顕著である。過去
には、若手医師が主たる診療科として美容外科を選択することはほとん
どなかったが、2020 年は診療所の若手医師(35 歳未満)1,602 人のう
ち、美容外科が 245 人である(図 2.3.7)。

まぁただこれは医師届け出をしている人でカウントされているので美容などで届け出を指定ない人ももっといるはずです。

医師の都会シフトは顕著ですね。

もともと診療所には臨床研修医は少なく、2020 年は臨床研修医 18,310 人のうち診療所は 12 人である

えっ診療所で初期研修している人がいるんですか?これはどういう制度なんでしょう?地域研修でもなく?

美容外科と皮膚科だけ取り上げられて目の敵にされていますね・・・

神奈川でも足りてないのは意外ですね。埼玉も以前から低いです。逆に岡山とか徳島、長崎、和歌山などはどうして充足しているのでしょう。

いろいろデータがありますが、結局医師の診療科と所在の偏在についてどう対策するかというための資料のようです。医療の需要なんて無限大なんですからいくら供給が増えてもその分野のパイを食い尽くすことなんてありません。無限に医療費が増大するだけです。それならもう無理やりこの科になれる人は成績上位者何人までと制限したほうがよくないっすかね?