点滴ルート確保に失敗したときに振り返る7つのコツ

医療

医師も看護師も苦手な人はとことん下手なルートキープ。

やっぱりコツみたいなのはあるので意識してやってみましょう

ほとんどは良い条件で穿刺したかどうかにかかっています

部屋を明るくしていたか

暗い部屋でやる意味はありません。患者の頭元のライトをつけたり、カーテンをあけましょう。

穿刺部の高さは心臓より下だったか

血管が浮き出ていたかどうかです。たまに患者が寝て、となりの台に腕を乗せてルートとろうとしている人がいますがそれでは無理です。寝ているときはその横にするのが大事。頭だけ上げてもよいです。

座ってやる場合もあまり高いところに腕をもってこないようにします。

駆血帯の締め具合は適切であったか

しめすぎて動脈も縛ってなかったかどうかです。特に小児の場合は血圧が低いので普通にしめると動脈まで縛ってしまい血管が浮き出ません。縛ったあと撓骨動脈を触れて拍動があるか確認するのもよいです。

血管の分岐部を狙ったか

手背の分岐部を狙うのが一番簡単です。血管が逃げません。

角度は適切だったか

30-45度の角度で刺していきます。
血管を貫くには適度な鋭角で刺さなければなりません。
皮膚と並行すぎるとサーフローが血管の上をすべってしまうので、特に若い人では角度をつけて刺します。

血管の厚みをイメージできたか

柔らかい血管は逆血があると同時に奥まで貫いていることがあります。高齢者では特に注意です。

また駆血を強くしすぎると刺した瞬間血腫になってしまったりもします。

外筒挿入時に内筒が戻らなかったか

内筒もしっかり保持しましょう。皮膚が硬いとその際に後ろに戻されていることがあります。その状態で血管まできて血液が返ってきていても内筒が進みません。

これらを振り返ればあなたもいつのまにかルート確保マスターのはず!