スウェーデンの死生観は日本人に浸透するか

医療

スウェーデンには寝たきりの老人がいません。なぜならそうなる前に死ぬからです。

とはいっても抗菌薬の点滴くらいはしているのではないかと思っていました。それすらしないようですね。終末期の点滴は浮腫の原因となります。痰も増えて不快になりますしそれすらも感じさせないように旅立ってもらうようです。

食事介助という概念がないのも特徴的です。自分で食べれなくなったら自然によわり、脱水で干からび、苦しみを感じることなく旅立つ。こんな人日本ではほとんでみることができません。「食べられないのは辛いから口元まで持っていってあげよう」「点滴ぐらいしてあげよう。」その気持ちが逆に高齢者を苦しめているのです。

「暗い照明」「音楽」もいいですね。最後は好きな音楽でも聞いて薄暗いところで事切れるようになくなるのです。私もそうやって逝きたいです。

こういう差が出てしまうのは日本人の死生観の問題ですがそれはいままで皆保険でほぼ無料で医療が受けれたからこそこういう価値観になってしまったのだと思います。

ほんの少し点滴でもしてあげたら楽になるんじゃないか?でもそれは1週間数十万円がかかります。となると希望する人なんてほとんどいなくなると思います。ましてやそれがさらに苦痛を長引かせるだけと知ればなおさらです。

「人生会議」というポスターで終末期の意思決定をしようとしても謎の団体の反発にあい普及せず。日本ではこのコロナの中これからを担う現役世代や子どもたちが医療を受けられず、高齢者が病院を埋め尽くしています。この流れを変えるためには「お金」しかありません。でも政治家が票を失うのでこれが変わることはなく、日本は沈んでいくんでしょうね・・・・